カジノの電力消費の最適化

あらゆるカジノの運営において、電気が重要な要素の一つであるのには理由があります。私たちは皆、使用製品の違いがビジネスの成功を左右する決定的な要素であることを知っています。空調、照明、換気の組み合わせが快適な環境を生み出します。あらゆるカジノがエネルギーの継続的な供給を必要としているのはそのためです。5分間の停電がカジノにとってどれほど大きな損失になり得るか想像がつきますか。

ある調査によると、一般的なギャンブルビジネスの1平方フィートあたりのエネルギー消費量は、巨大医療施設の5~6倍以上にも達するそうです。とりわけラスベガスのカジノに関して言えば、街全体の電力消費量の5分の1をカジノが占めていることが報告されています。すごいと思いませんか? 

カジノの消費電力を節約する方法

1.照明

どのカジノにおいても、最も電力消費量が大きいのが照明です。電力消費量全体の約30%を占めており、非常にコストがかさみます。少しでもエネルギーを節約するために、カジノ経営者は自然の光を取り入れようと努力しています。また、電球やギャンブルマシンにはできる限りLEDが採用されています。

関心のある方のためにもう少し詳しく説明しましょう。カジノでよく見かけるゲーミングマシンは、そのカジノの規模にもよりますが、約30~35%の電力を消費しています。ラスベガスでは20万9,000台のギャンブルマシンが24時間365日稼働し続けています。ラスベガスのカジノは使用の有無を感知するセンサーを活用して電力消費を最小限に抑えたり、照明に改良を加えたりして最適化を図っています。こうした取り組みを行うことで運営費を30%まで削減でき、投資利益率も2年でプラスに転向することが可能になっています。

2.太陽光発電

より環境に優しいソリューションをお探しですか?それならソーラーパネルの取り付けを検討してはいかがでしょう。リンコン・カジノは、環境改革の新時代にすばやく順応したカジノの代表例です。同カジノはソーラーパネルファームからの電力を主に使用して運営されています。

一つお伝えしたいのは、ソーラーパネルを利用するのにファームを所有する必要はありません。カジノの屋根には、通常広大なスペースが空いていることが多いため、近くにファームがなくても屋上にソーラーパネルを設置することで必要な電力の5~10%を賄うことができるでしょう。

3.機器や災害対策を近代化する

カジノは新たなテクノロジーでエネルギーを創出できるような電力システムの採用を考慮すべきです。電力業界は、大規模な事故や自然災害による被害を減らすため、古くなったインフラを最新の技術と入れ替える必要性に迫られています。災害による被害が、ビジネスで必要な電力消費に影響を与えるようなことがないように、発電機などのバックアップシステムを用意し、停電が起きても営業を継続できるようにしておく必要があるでしょう。

4.リサイクル技術の活用

今の時代、ほぼあらゆる企業にデータセンターが備わっています。このデータセンターをエネルギー機器に変換できるとしたらどうでしょう。たとえばタービンについて考えてみましょう。タービンは電気を使って電子を回転させ、最終的には「役に立つ」電気を放出するにもかかわらず、その98%は非効率な熱エネルギーとして無駄になってしまっています。

しかしこのエネルギーを別のプロジェクトに再利用できたらどうでしょうか?電力消費を大幅に抑えられるのではないでしょうか?たとえば、冬場にカジノルームを暖かく保つために、さらに電力を消費するのではなく、先程お話しした無駄になっている熱エネルギーを室内にうまく送り込む方法はないものでしょうか。冬場でもゲストに様々な施設を楽しんでもらうために、この熱エネルギーを使ってスイミングプールの温度を上げるという方法もあるかもしれませんね。