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2016年=電力自由化元年とはいうけれど。ところで、「電力自由化」って何ですか?

文=三田村蕗子 イラスト=タナカケンイチ

最近よく、マスコミなどで聞かれるようになった「電力自由化」という言葉。
聞けば、これまで地域ごとに独占されていた電力会社が家庭でも自由に選べるようになるのだという。
何だかスゴい時代になりそう……。
だけど、そもそも「電力自由化」って何のことなの?
「電力自由化」でいったい何がどう変わるの?
知らないでいると損をする!?
難解な専門用語は抜きにして、「電力自由化」をやさしく紐解いてみました。

「電力自由化」は、すでに始まっていた

「電力自由化」とは、地域独占などの規制を緩和することで、既存の電力会社以外の参入を促進し、企業や個人の選択肢を増やすための一連の改革のことです。

これまで東京に住む人は東京電力、大阪に住む人は関西電力といったように、電気の小売りは地域ごとに会社が決められていました。この状況を見直し、異業種からの参入を促して競争を活発化させ、電気料金の抑制を図ることを目的として電力の自由化はスタートしました。スタートした2000年は、比較的大きなビルや工場に対象を限定されはしたものの、新規参入した電力会社 “新電力”から電気を購入することが可能になったのです。

その後、対象となるビルや工場は徐々に増えて、いまではコンビニほどの大きさの建物も電力会社の契約を変更できるようになりました。そして自由化開始から15年を経て、全国の小中学校や市役所、銀行や飲食チェーンなど数多くの自治体や企業が新電力を選ぶようになりました。一方で、電気使用量があまり多くない一般家庭は自由化の対象外のままで、私たちには電力会社を選ぶ自由はなかったのです。

「電力自由化」は、少しずつ、段階的に進められてきた。
2016年からは、私たちの家庭にも「自由化」が!

しかし、2016年4月からいよいよ自由化の対象が一般家庭や小規模店舗にまで拡大されることになりました。携帯電話の会社を選ぶように、サービスや価格を元に消費者が電力会社を選択できるようになったのです。

「なぜ突然決まったの?」と思う方も多いことでしょう。実は、その引き金となったのは、2011年3月に発生した東日本大震災でした。地震の影響で起きた原発事故によって電気が不足し、電気料金は上がり始め、「日本の電力の仕組みや制度は本当にこのままでいいのか?」という空気が国中に充満しました。このような機運が、規制改革の動きに拍車をかけたのです。

電気の安定的な供給を確保した上で、電力会社間の価格競争を促し、国際的にも高いといわれる電気料金を抑え、家計の負担を軽減し、産業の競争力を高めよう……。政府は「電力自由化」本来の目的を、より明確化させて、電力の全面自由化を含めた改革を推し進めることを決定したのでした。

このような流れで決まった電力の全面自由化ですが、2016年から始まる全面自由化により開放される市場規模は7.5兆円にまで膨れ上がると推定されています。そして、その巨大市場をめぐって、新規参入した新電力と呼ばれる会社の数は増加の一途をたどり、すでに450社を突破しました。製紙メーカーやガス会社、石油元売りのような発電設備を持つ会社のほか、通信やサービス業など異業種からの参入も相次いでいます。競争にさらされることとなる既存の電力会社の中でも、たとえば東京電力が子会社を設立して、関西で電気を販売するなどの動きも出ています。

(次ページ)ガスと電気をセットで申し込めば割引になる!?

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電気を選ぶ.jpとは?

「電気を選ぶ.jp」は、電力自由化の“いま”がわかる情報・ニュースメディアです。2016年に電力の小売りが全面自由化され、私たちの一般家庭でも、使う電気をどこから買うか選べるようになります。とはいえ、いったいどうやって選ぶのか。また日常生活にどのような影響があるのか。メリットは? 問題点は? と、気になる点も多いはず。本サイトでは、こうした電力自由化のギモンを様々な角度から読み解き、ご紹介していきます。

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